<普天間移設>交渉で「共通認識を」 閣僚協議で首相(毎日新聞)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鳩山由紀夫首相と平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、前原誠司沖縄担当相の関係4閣僚は2日、首相官邸で約1時間10分協議した。米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部と米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合の移設先2案に、普天間の機能を徳之島(鹿児島県)など県外へ分散移転する案を組み合わせることを軸に最終調整に入る方針を確認したとみられる。首相は関係閣僚に対し、米側、沖縄側との交渉のため実務者協議の枠組み作りを急ぐよう指示した。

 協議では、岡田氏がゲーツ米国防長官らとの会談内容を報告。平野氏と北沢氏は、沖縄県の仲井真弘多知事との会談結果などをもとに沖縄側の情勢を説明した。同日の北沢氏との会談で仲井真知事は、「シュワブ陸上もホワイトビーチ沖合もなかなか難しい」と述べ、改めて県外移設を求めている。

 協議終了後、平野氏は記者団に「(首相から)各閣僚がそれぞれの役割を共通認識でやっていただきたい」と指示があったと語った。首相は会談に先立ち、首相官邸で記者団に「官邸を中心に体制はできている」と述べており、今後は内閣官房を中心に外務・防衛両省も加えてタスクフォース(実務者チーム)を編成し、交渉を本格化させる考えだ。【仙石恭、横田愛】

【関連ニュース】
普天間移設:北沢防衛相が沖縄知事に政府検討案説明か
普天間移設:岡田外相、現行案を除外…米国防長官への説明
普天間移設:「県外に」沖縄知事が要求…官房長官と会談
普天間:「必ず成果を上げる」強調も具体性欠く 鳩山首相
普天間:「腹案は既に用意している」と言明…鳩山首相

花見シーズン「桜に取りつかれる日本人」 外電報じる (産経新聞)
格差を助長する高校無償化に「ちょっと待った!」(産経新聞)
秘書仲間から疑問も 勝場被告、20年来の「金庫番」(産経新聞)
<日米密約>「説明受けた」中曽根元首相、認める(毎日新聞)
自宅玄関に「爆発する」と張り紙=差し押さえを妨害、73歳男逮捕−佐賀県警(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。